「子どもシェルター」って?
子どもシェルターは、虐待や暴力、貧困などの様々な理由で居場所を失った子どもたちの緊急避難場所です。
今日帰る場所が無い、行く場所が無い、家に帰ることができないという子どもたちには、温かい食事と安心安全な居場所が必要です。
子どもシェルターでは24時間体制で大人が子どもたちに寄り添い、弁護士、臨床心理士、医療関係者など様々な分野の専門家が連携しながら、子どもたちの抱えている課題に対処し、今後のことを一緒に考えていきます。
現在、千葉の他、東京、神奈川、愛知、京都、和歌山、新潟、広島、岡山、福岡、札幌などの各地域で設立、運営されており、この他にも現在、全国各地で開設に向けて準備が進められています。
子どもシェルターは、平成23年には厚生労働省通達により正式に児童福祉法上の『児童自立生活援助事業』のひとつとして位置づけられ、今後ますますの発展が期待されています。
子どもセンター帆希はシェルターは「はるつげ荘」を運営しています。
ウグイスの別名「春告鳥」に因み、「シェルターに入所した子どもたちに人生の春の訪れが来るように」と願いを込めて「はるつげ荘」と命名しました。
「自立援助ホーム」って?
自立援助ホームは、なんらかの理由で家庭と離れた子どもたちの暮らしの場です。施設は、子どもが職場や学校という子どもそれぞれの居場所に居続けられるように支援します。
子どもセンター帆希は、子どもシェルター「はるつげ荘」を運営してきました。シェルターに避難した子どもの多くが高校や大学などに在籍していましたが、退所先が見つからず、学校を諦めなければならない子もいました。学校という大切な居場所を守りたい、そんな思いから、自立援助ホーム「かぜまちの家」を開設することとなりました。