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設立趣旨

1 1994年、我が国は、子どもの権利条約を批准しました。その第6条には、「締約国は、子どもの生存及び発達を可能な最大限の範囲において確保する」とうたわれ、すべての子どもは成長発達権を有することが確認されています。

しかし、残念なことに、子どもの権利条約の批准から20年たった今でも、我が国では、自らの成長発達の権利を十分に実現することができない、大勢の子どもたちがいます。

親からの虐待、貧困、非行、障がいや病気など、必ずしも本人の力ではどうしようもないことから、子どもたちはその居場所を失ってしまいます。居場所を失った子どもたちは、ある子どもは、生きるために非行に走り、またある子どもは、大人の欲望の犠牲者になり、またある子どもは、社会の枠からはじき出され、反社会勢力に取り込まれていきます。

子どもたちを見守り育てるため、私たち大人が用意した児童福祉法は、18歳未満の子どもだけを対象にしています。年齢が高くなればなるほど、子どもの抱えた困難は多様になり、その深刻さは増していきます。しかし、困難を抱えた子どもが自立するために必要な周囲からの支援は、年齢が高くなればなるほど、手薄になっていきます。

私たちは、これまでの制度では掬いきれない、困難を抱えた子どもたちを、大勢見てきました。そして、私たち自身が無力であることを、常に思い知らされてきました。

2 こうした中、私たちの諸先輩が、2004年の東京を皮切りに、各地に子どもシェルターを設立し、各地の居場所のない子どもたちに対し支援する事業に挑んでいます。そして、他の地域と同じように、千葉県にも、今晩安心して泊まれる場所がない、助けを求めている大勢の子どもたちがいるはずです。

私たちは、千葉県で子どもに関わる大人として、千葉県の子どもたちのために、子どもシェルターを設立する決意をしました。

私たちは、それぞれの専門分野と熱意を持ち寄り、力を合わせます。今まさに行き場がなく助けを求めている子どもたちに、安心して過ごせる場所と食事を用意します。多くの困難を抱えた子どもに寄り添い、子どもとともに、その困難に向き合います。子どもの自立を見守り、手助けが必要であれば手を差し伸べ、子どもの背中を押します。

私たちは、この法人を「子どもセンター帆希(ほまれ)」と名付けました。この名前には、豊かな海に恵まれた千葉県の子どもたちを海を進む帆船に見立て、子どもたちの希望に向けての航海を、帆に力を与える風となって後押ししたいとの、私たちの決意が込められています。

3 すべての子どもたちが、人としてこの世に生まれてきた幸せをかみしめ、子どもの権利条約にうたわれたように、その成長発達の権利を十全とし、やがて我々と同じ社会の一員としてともに歩んでいくことを願い、本法人の設立の趣旨といたします。

 

法人概要・理事

法人概要

法人名
特定非営利活動法人子どもセンター帆希

設立
平成26年1月21日

本店所在地
〒260-8685 千葉市中央区南生実町1412
千葉明徳短期大学内

事業
1.子どもシェルター運営事業
2.困難を抱えた子どもに対する法的支援活動事業
3.未成年後見に関する事業
4.子どもの権利に関する広報・啓発活動  など

定款
定款をご覧になる方はこちら (PDF形式)

理事

事業報告等

令和4年度事業報告書 (PDF形式)
令和4年度決算報告書 (PDF形式)
令和3年度事業報告書 (PDF形式)
令和3年度決算報告書 (PDF形式)
令和2年度事業報告書 (PDF形式)
令和2年度決算報告書 (PDF形式)
平成31年度事業報告書 (PDF形式)
平成31年度決算報告書 (PDF形式)
平成30年度事業報告書 (PDF形式)
平成30年度決算報告書 (PDF形式)
平成29年度事業報告書 (PDF形式)
平成29年度決算報告書 (PDF形式)
平成28年度事業報告書 (PDF形式)
平成28年度決算報告書 (PDF形式)
平成27年度事業報告書 (PDF形式)
平成27年度決算報告書 (PDF形式)

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